こみゅにてぃ・ぽむ

発売日
1997年10月30日/1999年6月24日
発売元
フィルインカフェ/ファミリーソフト
定価
5,800円/3,800円


ソフトの概要と感想

画面イメージ

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プレイステーションオリジナル(?)。やや上から見下ろすタイプのアクションRPGです。別ゲームに例えるのも何ですが、ゼルダ風なゲームですね。 元々、フィル・イン・カフェから出ていたゲームだったみたいですが、うちが手に入れたのはファミリーソフトから出ているものです(フィル・イン・カフェ版も入手しましたが、内容は同じです)。 最後のスタッフロールにフィル・イン・カフェと出てきますけど、それ以外はすべての著作権表示がファミリーソフトです。

話は主人公「ルル」が住む村で、「ぽむ」と呼ばれる生き物が「めぇめぇ」を食い荒らした?という疑惑からはじまります。疑惑を解明していくうちに、「ぽむ」が悪い心になったから…ということがわかり、飼いならすことで押さえようということになります。 それで、すべての「ぽむ」を集めてしまおうということになり、新地が与えられ、そこに町(コミュニティ)を作ることができるようになります。 世界中の「ぽむ」を集めていくうち、新たな敵の正体が…という感じです。

アクションRPGというと、操作性ですが、抜群に素晴らしいです。 基本は杖による直接攻撃、ジャンプ、魔法・アイテムの使用です。 同一方向2回でダッシュもでき、ダッシュ中に攻撃することで、2倍ダメージを与えることが出来たりします。 ジャンプもジャンプ中に方向キーで着地ポイントを微妙に変化させることができます。 魔法は保有している本を選び、チャージすると、一定回数使うことができ、再チャージすれば無制限に使えます。 ライフ回復もアイテムがどんどんでますし、病院で無料で回復できるので無用なレベルアップ(敵を倒す)などが不要です。 苦労したのがボス戦で、大半の敵は体力を武器に攻撃で押してしまえば何とかなるのですが、ある敵は倒し方を知らないと苦戦します。 後半の敵は体力だけではさすがにつらいので、効率の良い倒し方を見つけ出さないとつらいです。

このゲームには「育成」というもうひとつの側面があります。こみゅにてぃでぽむを育成できます。 フィールド上の敵を倒すといろいろなアイテムが出ます。 アイテムは大半がぽむの「えさ」になりますが、「えさ」を与えると「建築」、「農耕」、「飼育」、「勉強」を行います。 建築は家を建て、農耕は畑を耕し農作物を作りだし、飼育は「めぇめぇ」を育て、勉強は「ぽむ」のIQをアップさせます。 家を建築すると「ぽむ」のパラメータが変化し、ある条件下のぽむが居ると畑や病院、カジノなどを作ることも出来ます。 まあ、こみゅにてぃの育成はメインでは無いので力を入れなくてもクリアはできます。

最初はがんがん進むので簡単だなぁ…何て思ったら中盤からボスが倒せなくて苦労しました。 アクション的につらそうな場所にあるアイテムなどはゲーム展開として役立ちますが、別に無くても進める辺りはよく出来ていると思います。 基本的に「可愛いキャラクターゲーム」です。キャラは当然ですが、魔法の名称もなかなか。 アイテム名は名前からして効果がわかるものばかりなのもぐぅです。 音楽は一部雰囲気違いかな?何て思いましたが、慣れると問題無いと思います。ゼルダテイスティなゲームを求める方は十分楽しめるかも。 古いゲームなので手に入れるのは困難かもしれませんが。