輝く季節へ

発売日
1999年4月1日
発売元
キッド
定価
6,800円


ソフトの概要と感想

画面イメージ

画面イメージ

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18禁パソコンゲーム「ONE 〜輝く季節へ〜」からの移植。コンシューマ向けとして18禁シーンのカット、音声の追加、新キャラクタが一人追加されてます。

元々、古くからあるタイプのメイン画面にメッセージウインド形式の選択肢を選んでいくアドベンチャーゲームでしたが、フル画面を使ったノベル形式の選択肢を選ぶアドベンチャーゲームとなってます。ここまで大きくシステムが変わるゲームは初めて見た感じですが、そもそもノベル色が強かったので違和感がないです。ただ、台詞の前に名前が出てくる辺りに詰めの甘さを感じますけどね。

元々良くわからないシナリオでしたが、そのままの移植でした。「永遠の盟約」という約束によって主人公が消えてしまう。ヒロインとの愛の絆によって復帰する?消える理由はいいとして、戻ってくる理由が訳がわかりません。もう少し理由付けが欲しいところ。それゆえ、同一スタッフの作品であるKanonは納得のいくものでしたが、移植にてシナリオを変更したのなら、この辺も多少手を入れても良かったのでは?追加されたキャラは悪くないですが、シナリオが甘すぎる気がします。さらに訳がわからんし。もう少し読み手を納得させるシナリオが欲しかったです。そもそも、主人公が戻ってくる理由に絆がありますけど、18禁シーンをカットしたことにより不自然に感じます。もう少し二人の愛の深さとやらを表現して欲しかったです。コンシューマ向けとしてばっさりシーンをカットしただけでは甘すぎると思います。

キャラクタゲームとしてはかなり強力なゲームですが、個人的には声が目的で買ったのでこんなものでしょう。一番のお気に入りキャラは話せないから関係ないですけど(笑)演技もなかなかだと思いますので一応満足です。