東京23区制服WARS

発売日
1998年3月26日
発売元
マップジャパン
定価
6,800円


ソフトの概要と感想

画面イメージ

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プレイステーションオリジナル。21世紀の初め、制服ブームが蔓延する。制服に特殊な力があることに気付いた女子高生による第一次制服WARSが勃発。 組織の解体と共に終焉を迎えるが、その後、制服統一組織による圧政で不穏な雲行きが…こんな感じに始まるゲームですが、内容が別世界です。 こういった設定はいいのですが、シナリオがまずNG。かなり強引に一本路線を走らされている感じがかなりするゲームです。

最初に行きたい区を選びますが、そこへ行くとその区に居る女子高生を仲間につけ、それが終わると次の区へ…と言う感じで進んでいくだけなので、内容が単調です。 23区全部あるのか?と思えば中途半端にしか無いし、マルチエンディングでは無いし、1度終わらせれば2度とプレイしたくないゲームでもあります。

区に入ると、マップが出て移動を行ない、行った先でADV調の会話&選択を行ない、戦闘シーンとなると仲間を選んで敵と戦う感じです。 キャラには3種類の属性がありますが、敵もある程度属性が出てくれるので戦略性はゼロ。 敵CGは3種類くらいの顔(目が描かれてないのでみんな同じ人物)なのでさらに面倒。戦闘は既に作業状態だったので面白みは全く感じられませんでした。

唯一の救いはキャラがまあまあ可愛いと言う点かな?制服も全員ばらばらなので制服を楽しむゲームではありますが、それにしては種類が足りない気も。 それとCG自体はかなり汚いです。ドットが荒いのはいいのですが、アンチエイリアスくらいかけて欲しいです。 RGBではギザギザが目立ちすぎてしまいますね。背景CGは実写取り込みなので余計汚さが目立ちます。 プロらしい仕事をして欲しいですね。キャラがまあ気に入ったので、☆1個追加といったところです。

これは他人には薦められませんね。値段が落ちた理由が良くわかります。 ファミ通の評価もまあ当てになっていたかな?(4・4・4・5だったりします) 肝心のエンディングは間近で誰を受け止めるか選べるのですが、エンディング自体はかなりショボイです。 今までの苦労って一体?と思える久々のゲームですね。 どうせならマルチエンディングで、最初に選ぶ区によってそのキャラ毎のものが面白かったのに。 オムニバス形式でキャラの数だけ楽しめれば十分だと思ったけど、これではね…