厄 友情談疑

発売日
1996年1月13日
発売元
アイディアファクトリー
定価
5,800円


ソフトの概要と感想

画面イメージ

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プレイステーションオリジナル。五人の視点で進めるアドベンチャーゲーム

ある事件が元で廃校・立ち入り禁止になった小学校へタイムカプセルを堀りに真夜中に集まる五人の若者の話。それぞれのキャラ視点で話を展開できるザッピングが出来るようになってます。 セーブはできないのですが、表示されるパスワードを入力することでコンティニューが可能です。 メッセージのスキップはできず、既読の文章のスキップとか気の利いた機能は全くありません。なので、ボタン連打で進めるのですが、選択肢が出たところも連打してしまうケースもしばしば。何度かプレイさせるのが目的ならもう少し考慮してもよさそうに思いました。 一応、文章が読みやすいように背景を暗くする機能がありますが、使わなくても問題ないレベルでした。 プレイするとわかるのがグラフィックで、出てくるキャラたちが不気味です。お前らが一番怖えーよって突っ込みたくなるレベルです。その為か、怪物や幽霊が出てきてもそちらの方がマシに見えてしまう不思議な感覚が何ともです。 音楽は雰囲気に合っていて問題ないかなと思いました。

エンディングがかなりあって、自分が数えた分では52通りありました。ただ、これらのエンディングは、最後にキャラクタ選択できるところから選択肢で分岐してるだけなので、それまでに選択は全く影響してないのが残念だった。 また、このゲームには真のエンディングが存在しません。見られるエンディングは「終?」で、エンディングなんだけどしっくり来ないもどかしさが残ります。なので、真のエンディングがあるのか?と思って何度もプレイしてしまう罠にはまるという。 それでも、このゲームの肝となる話をいろいろなキャラの視点からみられるので、それらを一通り見れば?と思いましたけど、見られるエンディングは「終?」。これはストレスが溜まりますし、だんだん作り手に対して怒りが湧いてきました。これがクソゲー扱いされる真の理由なのかもしれません。 ゲーム途中に「資源とエネルギーを大切にしましょう」ってCMっぽい映像が入りますが、水滴が落ちてたら節約的にダメだろうって突っ込んでしまった。垂れ流す水を止めてから資源とエネルギー云々って流れにしないと。 まあ、すべてにおいて二流の出来なのが残念だった。一応、アドベンチャーゲームとしては普通に楽しめたと思うので、それが救いかな?