●ちなつ 「いや…時間まで待っていることにするよ」 深景さんの言葉を受けて、俺はきっぱりと言った。 「へえ、そういう水着でもオッケーなんだね」 「こんがり小麦色に焼けたちなつちゃんっていうのも見てみたいな」 …さてお役ご免になったことだし、風呂に入ろう。 「そう言えば、『花には、育てた人の人柄が現れる』って聞いたことがあるな」 「今日は特別暑くなりそうだし…実はどうしようか、ちょっと迷っているんだ 「そうか…じゃあ、熱は無いかな?」 「あの、ところでそのボウルは…?」 ここは変にもめずに、簡単に決めた方がいいだろう。 でも、あんまり簡単に、子供を甘やかすのはよくない。 今からじゃ、ゆっくり入ってられないな… 似合ってるかと訊かれれば、似合っているだろう これ以上、余計なことは言わない方がいいだろう。 治美ちゃんの、妹を思う気持ち。 だから僕は迷いを断ち切って、きっぱりと言った。 「わかったよ、ちなつちゃん」 ●森沢奈緒 「そうだな…目覚ましにもなるし、悪くないかな」 嘘偽りなく、俺は思ったことを正直に言った。 「ああ、やっぱり水着があるのはうらやましいね」 「ちなつちゃんも、日焼け止めを塗っておいた方が、いいんじゃないかな」 しかし服の方はと言えば、もう汗でぐっしょりだ。 「そう言えば、『花には、育てた人の人柄が現れる』って聞いたことがあるな」 「今日は特別暑くなりそうだし…実はどうしようか、ちょっと迷っているんだ」 「そうだな、たまにはひと汗かいてみるかな」 僕はさりげなく、彼女に言ってみた。 ここで僕は、ひとつの作戦があった。 二度あることは三度あるとも言う。 「管理人さんが飼っているのって、何だろうね」 しかし…。僕はまだ、その宿題の答えを見つけていなかった。 今からサッと入れば間に合うな… せっかく、こうして深景さんが考えてくれたんだ。 「……」僕は何も言い返さずに、そのまま彼を見送った 「……!」そのとき僕は、自分自身の気持ちに愕然とした 「ふう…」僕はひとつ息を吐き、ひとまず気を落ち着かせた。 そして僕はとりあえず手始めに、寮の近くから順番に探していくことにした。 しかし、ここで奈緒ちゃんの身体を求めることには(もう一方でCGあり) ●津賀島つぐみ 「いや、時間まで待っていることにするよ」 「その海を横目に見ながら、寮までの道をたどった」 深景さんの言葉を受けて、俺はきっぱりと言った。 「ああ、やっぱり水着があるのはうらやましいね」 「ちなつちゃんも、日焼け止めを塗っておいた方が、いいんじゃないかな」 しかし、服の方はと言えば、もう汗でぐっしょりだ。 「そう言えば、『花には、育てた人の人柄が現れる』って聞いたことがあるな」 「今日は特別暑くなりそうだし…実はどうしようか、ちょっと迷っているんだ」 「そうだな、たまにはひと汗かいてみるかな」 どうやら、少しお説教が必要のようだ。 「ダメだ、君が返すまで絶対に通さないからね」 (もう一方の選択でちなつCGが見られる。しかしゲームオーバー) しかし無理をしては、症状が悪化するだけだ。 「いや、この先はあんまり話したくないなあ」 今からじゃ、ゆっくり入ってられないな…。 せっかく、こうして深景さんが考えてくれたんだ。 「どうも信用できないな…僕が預からせてもらう」 「つぐみちゃん、もういいんだ…」 ●早瀬 雫 「そうだな…目覚ましにもなるし、悪くないかな」 そうだ…あの場所にも行ってみようか。 「わかった、青だ」 「へえ、そういう水着でもオッケーなんだね」 「ちなつちゃんも、日焼け止めを塗っておいた方が、いいんじゃないかな」 …さてお役ご免になったことだし、風呂に入ろう。 「そう言えば、『花には、育てた人の人柄が現れる』って聞いたことがあるな」 「今日は特別暑くなりそうだし…実はどうしようか」 「いや、ごめん。今日はやめとくよ」 「あの、ところでそのボウルは…?」 しかしまあ、所詮は子供のすることだ。 …またあの子は、あの場所いるのかな。 「雫ちゃん!」 「雫ちゃん、その頭巾似合っているね」 「ごめん、実はちょっと行きたいところがあるんだ」 「でも、僕とは話してくれるようになったね」 「……」横目に雫ちゃんの顔を見ながら、黙っていた。 今からサッと入れば、間に合うな…。 いったい何をしているんだろうか? 俺はふと思い浮かんだことを、口にした。 きっと雫ちゃんは、あの場所にいるに違いない。 「でも、お兄さんとの約束はどうするんだい?」 いや…雫ちゃんは、きっと来てくれるはずだ。 ●川名由織 「そうだな…目覚ましにもなるし、悪くないかな」 そうだ…あの場所にも行ってみようか。 「じゃ、じゃあ…緑だ」 「ああ、やっぱり水着があるのはうらやましいね」 「ちなつちゃんも、日焼け止めを塗っておいた方が、いいんじゃないかな」 …さてお役ご免になったことだし、風呂に入ろう。 「そう言えば、『花には、育てた人の人柄が現れる』って聞いたことがあるな」 「今日は特別暑くなりそうだし…実はどうしようか」 「いや、ごめん。今日はやめとくよ」 「あの、ところでそのボウルは…?」 しかしまあ、所詮は子供のすることだ。 …またあの子は、あの場所いるのかな。 きっとまた岬へ『海の詩』を聞きに行くのだろう。 「いつから由織さんは、ここでお手伝いさんとして、働き始めたんだい?」 最初から、先が見えているゲームなど面白くない。 今からサッと入れば、間に合うな…。 せっかく、こうして深景さんが考えてくれたんだ。 「さあ…なんだろうな」 「でも、あのカメってお姫様だったらしいよ」 「はっぴばーすで〜、とぅ〜ゆ〜」 「ははは、やったな由織さん」 僕にとって由織さんは、本当に大切な人だ。 ●深景(真相シナリオ) だったら、そのまま続けてくれ…。 「へえ、そういう水着でもオッケーなんだね」 「ちなつちゃんも、日焼け止めを塗っておいた方が、いいんじゃないかな」 「そう言えば、『花には、育てた人の人柄が現れる』って聞いたことがあるな」 「今日は特別暑くなりそうだし…実はどうしようか」 僕はさりげなく、彼女に言ってみた。 戦いでは、相手の弱点を攻めるのが定石だ。 だがそれは、きっと僕の裏をかく作戦なのだ。 子供のイタズラにしては、ちょっと度が過ぎる。 僕は呆れを通り越して、腹立ちさえ覚えた。 …さて、今日は朝の海でも見に行くとするかな。(CG) しかし、わざと負けてあげるという態度はよくない。 今からサッと入れば、間に合うな…。