アドヴァンスド大戦略

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ジャンル
ターン制タクティカルシミュレーション
発売日
1991年6月17日
定価
8700円
発売
セガ
その他
8人まで同時プレイ可能。メモリーバックアップあり

メガドライブオリジナル。スーパー大戦略のシステムを継承し改良され、 第二次世界大戦(ヨーロッパ戦線)を舞台にしたシステムソフトの大戦略シリーズ (シミュレーションゲーム)のMD版。

システムはスーパー大戦略をベースに分散・合流を廃止、都市などで補充が 可能と変更。さらに、ユニットの改良によるパワーアップ(一部パワーダウンもある) ベースユニットの進化により、メインの生産ラインが時代と共に変更されたりします。 航空ユニットも最初は生産できませんが、生産ラインに乗せる事で生産可能となります。 これを繰り返していくことにより、シナリオの後半になるとユニット総数は700を 超えるという感じとなってます。この頃の兵器に詳しい方は思わずニヤっとしてしまう のではないでしょうか。潜水艦も導入されてます。

また、天候、索敵が導入されており、悪天候での航空機による爆撃や航空機のゾックへの影響、 一定量雨が降ることで道路が泥沼になり移動が困難だったり、雪により河川が凍りついたりして 渡河可能になったりします。 逆手にとって凍った川を渡ろうとして天気がよくなり、ユニットが消滅なんてことも あったりします。まだ夜間などの時間帯が無いだけ簡単ですが、天候システムを入れる と大抵泥沼と化して苦戦します。索敵はユニットに索敵能力により、自分から見える 行動範囲が狭まります。移動は見えてないところまで可能ですが、途中に攻撃可能 ユニットがあると反撃を食らったりするので無謀な突っ込みが出来なくなります。 逆に敵も同じ条件となるので、うまく索敵範囲外へユニットを配備し、敵の移動に あわせて反撃させたりも出来ます。これにより、偵察やオトリの重要性が高かった りします。索敵をOFFにすると逆にCPUの攻撃が厳しい場合もあります。

メインとなるシナリオはキャンペーンモードで連続して進めていき、 イギリスとバトルオブブリテンを戦い抜くイギリス戦、ロシア征服 を目指す独ソ戦がまず分岐としてあり、途中のシナリオをどのように勝ち抜くか で分岐します。早期に大勝利で進むと前者、普通に勝つと後者路線となり、前者 で勝ち進むとエンディングがあります。負けたり条件に合わない勝ち方だったり すると、たしかその後独ソ戦へ入り、次第に南へまわされアフリカ戦線だった ような。こちらもかなりの激戦となるのでプレイし甲斐があるかと思います。 独ソ戦は後半非常に辛くなりますが、勝利していくことでまた違ったエンディング となります。敗退したり、勝利条件が合わないとアフリカ戦線のシナリオと合流 して最終的にドイツが負けるシナリオへと進みます。この辺から勝っても負けて も進めたような気がします。最終的にドイツシナリオを勝った場合エンディング だったかな?

シナリオモードがメインということで、次のシナリオへ移行時にユニットも 引き継いでいきます。 最初は敵は貧弱なので軽戦車メインのドイツ軍は快進撃となりますが、次第に 敵国も強力な戦車や戦闘機を投入してきます。それ故、ある程度シナリオが進ん だらわざと引き分けに持ち込み、同じシナリオを繰り返しプレイすることで ユニットの経験値を稼ぎ、常に最強のユニット構成にしておく必要があったり します。それでも、アメリカが参入してくる頃になると、連合軍の物量戦に 痛い思いをします。

難点は敵の思考時間が無茶苦茶かかるので、中盤から別のゲームをやりつつ 本ゲームをプレイとか待ち時間をどうするかがポイントになりそうな感じ。 大戦略ファンとして、必ずあるというシナリオ「アイランドキャンペーン」も 例外なく入ってます。このシリーズが好きなら必ずプレイしておきたいゲーム です。