VJR-200メモ書き

気づいたことをメモ書きにしておきます。独自で調べたもので、内容は無保証です。もっと良い方法がある場合もある可能性が。


ダンプリスト打ち込み

ダンプリストをエミュレータ上で標準モニターなどで打ち込むのは骨が折れます。将来的にはbugfire2009氏のDumpListEditorが進化して対応してくれると思いますが、現状でもう少し楽になるか模索しました。 自前のMZ-2000向けツールでステートセーブ内のメモリ編集ツールがありますが、VJR-200でもステートセーブファイルのイメージ内にメインメモリのイメージを持ってます。ここにダンプリストをイメージ化して組み込めればエミュレータ上に反映できますのでやり方を記述します。

まず、組み込みたいダンプリストをテキストファイルに用意します。OCRでテキスト化したり、自前で打ち込んで用意します。(ちなみに、このダンプリストはPiO掲載のチェックサムプログラムです。リローケータブルなのでアドレスを書き換えて動かせばどこにおいても動きます。実行すると「開始アドレス□終了アドレス」で表示されます。Pを指定すればプリンタ出力に)

ダンプリスト

ステートセーブ内のメモリ編集ツールで認識できるフォーマットならOKです。 雑誌通りでなくても8/16バイト単位にチェックサムがあるタイプで問題ありません。特殊なフォーマットは適宜合わせてください。

ダイアログ

ステートセーブ内のメモリ編集ツールを起動し、 「フォーマットチェック」をOFFにします。ONのままだとMZ-2000用のファイルとしてチェックして警告が出ますので。 「ステートセーブファイル」にVJR-200が保存するステートセーブファイルのパス「C:\Users\xxxx\AppData\Local\FIND_JR\VJR200\nomount_0.sta」などを指定します。(参照で当該パスを選び、ファイル名に「*」を指定してENTERを押すとアクセス可能なファイルがすべて表示されます。そこでファイルを選んでください。) 「ダンプイメージファイル」にダンプリストを保存したテキストファイルのパス名を指定。パス名の所に実際のファイルをドロップしてもOKです。 「オフセット」は17を指定で準備OKです。

「ダンプ反映」ボタンを押すと、ステートセーブ内のメモリ編集ツール内のメモリイメージへダンプリストを反映とダンプリストのチェックが行われます。

ダイアログ

問題なければステートセーブ内のメモリ編集ツール内へ展開したメモリの範囲が表示されます。(チェック時にエラーがでてもそこまではメモリ展開されてます) 「書き戻し」ボタンを押すと、ステートセーブファイルへ書き込みが行われます。完了したらエミュレータ上でステートロードを行うとメモリ展開されてます。 MSAVEなどでテープイメージへ書き出すか、runなどして実行確認してみてください。

また、ダンプリストイメージはバイナリも対応してます。バイナリへチェック、開始アドレスはバイナリの先頭アドレスを指定し、ダンプ反映→書き戻しで書き換えができます。


実機選びのポイント

実機を入手して動かす場合、気を付けるべきポイントは2つ。

データレコーダーはカセットテープへ保存する場合は必須ですが、今のご時世ではWindowsマシンを繋いでWAV録音・再生で問題なく利用できます。CMTのREAD端子をWindowsマシンのイヤホン端子へ繋ぎ、WAVファイルを再生するだけ。実機が読み取らない場合はステレオ←→モノラルジャックを試してみるといいいかも。Windowsマシンのイヤフォン端子はステレオで、CMTケーブルはモノラルですので。自分の環境ではジャックを使わなくても読めました。