moon

発売日
1997年10月16日
発売元
アスキー
定価
5,800円


ソフトの概要と感想

画面イメージ

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プレイステーションオリジナル。UFO A day in the lifeと同じラブデリック作品。 少年がmoonというRPGをしてると、ラスボスと思われる敵の前でゲームしてないで寝ろと叱られる。 仕方なく終わりにして寝るはずだったが、少年がゲーム内に吸い込まれてしまう。気がつくとそこは先ほどプレイしていたゲーム内であった。 自分が倒したモンスターは実は無害で、勇者の経験を上げる為に殺戮されたと知り、魂を救っていくという話。

ゲームは典型的なRPGと同じくやや上から見た視点で、フィールドを自由に動き回れるタイプ。 何かできるときは頭の上に?マークが出ますし、会話ができるときは噴出しマークがでます。 それに合わせてボタンを押せば動作や会話ができます。基本はイベントとなる人物の話を聞き、イベントを終わらせることで得られる「ラブ」を集める事。 それと、勇者によって倒されたモンスターのソウル(魂)を見つけキャッチすることで救い出す事。 これでラブが得られます。最初は行動範囲がゲーム内の昼間だけですが、ラブを集めてレベルを上げることで行動時間が長くなっていきます。 そして地理的にも時間的にも行動範囲が広がるという。

システム的にも遊びやすく、レスポンスも悪くなく、テンポよく進むので楽しいと思われます。 ただ、イベントを進める上で見落しがちなポイントがいくつかあり、それがケア出来てないのが残念です。 すべてのイベントをクリアしないと駄目ってこともなく、一応エンディングが見られますけど隠れキャラといわれるイベントを含めて最終レベルに到達するのはどうかと思いました。 レベルはある程度余裕を持ってラブが余るくらいの余裕が欲しかったです。 うちは1つだけイベントがクリアできなくて、その為ラブが足らなくて最終レベルになってません。 これでエンディングなどが変わるのでしたら非常に残念なつくりと思います。 実際クエストは通常クリア不能なくらい難しいのでどうなるかわかりませんけど、こういった心残りが出来てしまうつくりはどうかと思いました。 それでもメインストーリーはよくできてると思いますし、キャラも個性がよく出てて楽しめました。 ゲーム内のキャラはUFO A day in the lifeと同じく時間で一定動作を繰り返すのでキャラの一週間分の観察をしても楽しめるかと思いました。 アイテムも非常に多い割には使うのがほとんどなく、ゲーム内でコレクションするのた楽しかったり、一番メインと思われるゲーム内BGMの収集も楽しいかと思います。 ゲーム内の音楽は収集した曲を流すことができ、いくつかの曲を好きな順番に演奏できたりします。テクノ、ヒップホップ、民謡調などバラエティに富んでいてこれらを聞くだけでも楽しいです。 まあ、すべて揃えるのはかなりやりこまないと駄目ですけど、プラスα要素が結構なボリュームというのがいいかも。

本編のゲームバランスでもう少し考慮点があると思いましたが、総合的にはかなりお勧めの1本と思います。 UFO A day in the lifeでこのゲームの評価などが引き合いに出されるのがよくわかりました。 基本はやってることは同じでしたし。まあ、機会があればぜひ。