ファイルシステム

Stratus VOSには、いくつかファイル属性を持ってます。1回の読み書きで扱うデータを1レコードすると、レコード長が固定となる固定長ファイル、固定長にレコード番号を持つ相対ファイル、レコード前後にレコード長を持つシーケンシャルファイルがあります。また、パソコンのDOSやUNIX系ファイルと互換をとるためと思われるストリームファイルというものも存在します。特殊なファイルとして、プロセス間通信で使われるキューファイルもサポートされてます。プログラムのソースファイルには、シーケンシャルファイルかストリームファイルが使えますが、シーケンシャルファイルで作るのが一般的です。

ファイルにはキーをつけることができ、レコードの一部を使う組み込みキーをよく使われます。例えば、レコードを識別する通番や社員番号などの位置をキーにして、昇順に読み取ったり、ユーザー指定のキー内容で当該レコードを読み取ったりするのに使われます。この強力なキー機能により、データベースを使わなくても業務アプリの開発ができるので、使い勝手がいいです。トランザクション保護も使い込むと使えるのですが、自分の携わった業務では使わない方向で作られてました。