Stratus VOSにはForms Management System(FMS:書式管理システム)というtelnetなどの端末上で画面制御を行う非常に強力なパッケージを持ってます。LinuxでnCursesがありますが、それに含まれるformライブラリがそれに近いと思います。Formという言葉から想像できると思いますが、画面を帳票イメージで表示を行い、入力項目の入力を促し、プログラムは1画面単位の情報を受け取って処理することができます。Windowsなどで言う、ダイアログというか1ウインド単位での画面I/Oを行う感じです。
今現在で、画面操作を行おうとすると、Webサーバを立ち上げてCGIなどでサーバへデータを受けて処理するようなシステムが主流かと思いますので、レガシーな方法となってるのかも。
画面のI/Oでも多言語対応ですので、背景項目や入力項目に漢字やいろいろな言語を使うことが可能です。まあ、それなりに使い込んでないと多言語を扱うのは設定とプログラミング技術が必要でしたけどね。漢字とカナで2言語なので、その使い分けは意味を知らないと何でこういった設定で、こういった処理が必要か理解できないと思います。業務で使うノウハウや日本語マニュアルは残してきたので使い込めてるでしょう。
このシステムが、約30年前に普通に使えたので、UNIX系OSで画面操作を行おうとしたときは、FMSを移植しないとダメかな?とか当時思いました。無いものは仕方ないので、それなりなものは提供しました。韓国へパッケージを売った時は、取り扱ってた会社が独自の画面操作プログラムを持ってたので、それが入手できていれば開発環境もだいぶ変わったのかなと当時思いました。それから時代に流されながら生きてしまったので何も残せなかったのがやや心残り。