コマンドFORM

Stratus VOSの強力なユーザーインターフェイスにコマンドFORM機能があります。作成するプログラムやコマンドマクロ(いわゆるシェルスクリプトみたいなもの)に一定のコーディング規則の1つとして、プログラムにはs$parse_command、コマンドマクロには&begin_parametersという記述を加える事で、一貫したFORM機能を持つこととなり、プログラムの引数をユーザーから指定して渡すことができるようになります。
それ故、引数が不明なコマンドでも、コマンド名をタイプしてDISPLAY FORMキーを押すか、引数に-formを指定すると画面にどのような引数を受けられるか表示します。必要なデータを指定して実行するとコマンドを実行できます。コマンド名がわかっていて、引数がわからない場合に有効です。コマンドもコマンドマクロも同じように表示されるので、ユーザーにはコマンドなのかコマンドマクロなのか区別することなく同じように利用できます。コマンドFORMを開いて、実行のキャンセルもできるので、ユーザープログラムも規則に従ってプログラムしておいた方が便利になります。まあ、こんな機能不要!と割り切ってプログラミングするのもアリですが。

サブルーチンリファレンスでもs$parse_commandの説明が一番長いと思われます(記憶が若干あいまいですが)。この機能だけでも1冊のマニュアルが書けてしまうくらい多機能なのでプログラミングする方は熟知すべきサブルーチンの1つです。