プロセス間通信:共有メモリー

異なるプロセス間でメモリーを共有する手法として共有メモリー(SVM)が提供されます。Linuxなどで言う共有メモリと同じです。ファイルシステムとプログラムもメモリアドレスを合わせておくことで利用可能となります。
プログラムはSVMへ接続すれば通常のメモリアクセス(構造体や配列など)と区別なくアクセスができます。複数プロセスが同時にアクセスしますから、メモリの排他制御の問題が発生します。各プログラム間で特定領域をアクセスする時に排他制御をそれぞれ行う必要があります。OSのバージョンによっていろいろ変わりましたが、自分が知りうるバージョンではスピンロックのサブルーチンが提供されました。この参照場所を合わせてロック・アンロックすることで排他制御を可能にしてました。