野良ebuildをやってみる

noip-updaterの細かい#defineの指定が出来ないので、野良ebuildを作ってインストールしてみました。
まず、ebuildのファイルを置くディレクトリの大本を決定します。うちは/usr/local/portageにしました。これを/etc/make.confへPORTDIR_OVERLAY=/usr/local/portageの設定を書き加えます。
Gentooはportage配下にカテゴリのディレクトリとパッケージ名のディレクトリを持ちますので、上記ディレクトリにnet-dns/noip-updaterのサブディレクトリを作成します。そこへ.ebuildファイルをコピーして編集します。
.ebuildファイルは同じバージョンだと駄目なので、うちは-r1を加えたものを作成し、ファイルの編集を行います。
ソースはファイル名のバージョンを取得してダウンロードするので、直接オリジナルのバージョンを含むファイル名に変更しました。コンパイルっぽい箇所へ#defineの指定を加えてファイルを書き込み終了。
次にebuildコマンドで「ebuild ebuildファイル digest」でダイジェストを作成します。これで関連ファイルのダイジェストも作られるので準備OKです。
あとはemergeでアップデートを行えば問題ありません。コンパイルエラーなどが出たらebuildファイルを見直し、ダイジェストを作成、emergeを行えばいいわけです。
ebuildファイルの書き方を覚えれば対応してないパッケージも追加が出来ます。