PCのうち1台が突然電源が落ちて故障しました。突然電源が落ちる事象は初めてでしたので、疑うべきは電源と最初から思ってました。大抵の故障の場合、再起動などがかかって上がらなくなるケースが多い気がします。
PCを開けて電源を取り出し、別の電源を繋いでみたところ、一発で起動しました。故障個所が電源というのは確実です。問題は電源で、このマシンの電源は省スペースタイプで一般の電源とは大きさが違います。一般の電源ならバックアップがいくつかありますけど、特殊な電源は当然ありません。ネットでメーカーを調べても出てこないし、サイズでそれらしいのを探したけど見つからず。ケースの型番も忘れたので、電源だけの交換は無理と判断しました。結構気に入っていたケースなので惜しいです。大抵のケースの場合、電源がCPUの真上に来る配置が多く、廃熱をサポートできる電源じゃないと辛くて。(試しにP3マシンだったケースを使ってみたら、CPU温度は90度を超えてしまった…)
仕方ないので、ケースと電源を手に入れることにしました。自分的PCビルドのテーマは「省スペース」なので、ケースもミドル以下です。可能ならミニタワーですが、ミニはATXマザーが納まらないケースが多いので見つけるのが困難です。ミドルも内部配置が気に入らないのが多く、何を諦めて復帰するか考えようとしてたらいいケースを発見しました。
http://www.links.co.jp/html/press2/news_ns300tn.html
驚くべき配置は電源で、ケース手前に置き、ケース後ろの上段から外部へ繋ぐという設計。かなりイカレ…じゃない、イカしてます。内蔵ベイをいつも気にしますけど、今回はHDDが1つ載ればいいので問題なし。フロントUSBも一般ケースなら前面の一番下などで使いにくいですが、これはナイスな位置なのも決め手の1つです。おまけにフロントの液晶表示ですが、ケース内の温度も出るのでいいかも。
組替えて最大の失敗だったのが、フロントベゼルで、DVD-ROMドライブのベゼルがドライブいっぱいの広さなので引っかかる点。5インチものはフロントベゼルでかぶさり、ボタン押し込みでトレイを開き、そのままフロントベゼルのベイカバーを倒して出てくる仕組みですが、物理的に引っかかります。ドライブはDVD-RWですが、手持ちで一番早いドライブなのでこれまた問題だったり。落ち着いてから別ドライブと交換ですかね。DVD-ROMさえ読めればいいのでライティングは別マシンで行えばいいし。
という感じで、組みなおしてCPU温度は60度くらいで安定しました。やや高めですが、静音ファンで統一してるのでこんなものでしょう。最悪を考えてCPUクーラーを別途買いましたが、不安定になってきたら交換してみます。Master of Epicを数時間プレイして問題ないから大丈夫とは思いますけどね。
ちなみに、壊れた電源を開けてみました。ヒューズの交換だけなら直せるか?なんて思ったのですが、セラミックコンデンサが焦げて触ったら崩れ落ちました。隣のコンデンサもヤバメでした。よくコンデンサの液漏れ腐食って聞きますが、それは電解コンデンサでしたよね。やはりメイドインジャパンで固めて欲しいなぁ。台湾製や中国製で埋め尽くされる今、生産だけを中国と思ってたけど、質がこれではねぇ。確かこの電源1年もってないぞ。利潤を求めて海外で作るのはいいけど、質を落としてもらっては困るよ。