VMware on WinXP

かなり古いアプリがWindows98以前の16ビットOS用だったので98環境が急遽必要になりました。ノートPCのHDDを入れ替えてWindows98にすればいいのですけど、VMware Playerで環境を作ってみようと思っての実験です。
まず、本体は本家からダウンロードします。ユーザー登録が必要だったので登録して届いたメールのURLからダウンロードすれば問題ないです。次にHDDイメージはQEMUでと思ったのですが、vmxファイルを編集するエディタを探していたら、http://www.easyvmx.com/ でvmxを作成しつつHDDイメージも作れることが判明。そのサイトでいろいろと設定し、Createするとvmxとvmdkが圧縮されたファイルがダウンロードできるのでそれを解凍すれば準備OKです。
設定は各自自分の環境や利用形態にあわせて作ればいいと思います。うちは物理CD-ROMを利用し、サウンドは特に不要、ネットワークアダプタはvlanceってのを使ってブリッジ設定で行いました。
VMwareを起動し、CD-ROMドライブにWin98のCDを入れてセットアップ。シリアルが本に書いてあるのをすっかり忘れて本を探すのに一番時間がかかったよ。SPとかパッチ類はぐぐれば集めたサイトとか中国のサイトにはSEの最終パッチ集もあるので使い続けたりするなら当てればいいかと。うちはちょっと動かすだけなのでパッチは当てませんでした。
P4-1.7GHzだとセットアップに2時間くらいかったかな?HDDサイズは余裕をもって8GBにしましたけど、これのチェックとフォーマットは一瞬で終わりました。問題はWin自体のインストールにオリジナルでも40分くらいかかると思いますが、処理が重たいのでそれなりにかかるという。最新鋭の環境ならオリジナルに近い時間で済むんでしょうね。
あと、VMware-Toolsですが、先のサイトで作ったときに設定(tools.remindInstall = “FALSE”、tools.syncTime = “TRUE”)があったらしくてVMware本体起動時にダウンロードしてました。ただ、インストールされなかったのですが、ide1:1.autodetect = “TRUE”を追加してIDE/CD-ROMを自動認識させるようにしたらインストールを再度聞かれたときに問題なくセットアップできました。これが入るとSVGAドライバが入るので画面の見栄えがかなりよくなります。また、マウスをウインド外へ持っていくとホスト側のマウス移動になるのでかなり便利です。そうでないとCTRL-ALTを押して抜けないと駄目ですので。まあ、慣れの問題ですけどね。
一昔前は別のOSを入れるには入れなおすかデュアルブートなどが必要でしたが、仮想PCのお陰でメイン環境に手を入れることなく新環境が作れるので便利でいいですよね。問題はCPUパワーとかメモリーサイズくらいですし。便利になるとどんどんいい環境が欲しくなる罠が待ってるけどね。