風が吹くとき


核戦争を題材にした映画ですが、見たことがなかったので入手してみました。
イギリスの片田舎に住む老夫婦の話で世界情勢が悪化し、戦争になってしまう。核ミサイルに備える為に政府が配ったパンフレットを元にシェルターを作ったり、備蓄食料を用意したりしていると、ラジオからあと3分でミサイルが到達すると放送が。作ったシェルターへすぐに飛び込み何とかしのぐのですが、刻々と放射線の被害で衰弱していくという内容だった。
突っ込みどころは満載なのは置いておいて、核爆発の恐怖感はあまりないのですが、じわじわと襲ってくる放射線の恐怖がうまく描かれてると感じました。最初はだるそうな二人だが、次第に体調が悪くなっていく様子が何とも。
結局救われずに終わるので、ザ・デイアフターみたいに終わってから「どうしろと?」って感じが残ります。ある意味結果はどうなるかとか描かないほうがいろいろと考えるのにいいとは思いますけど、微妙な気分で終わってしまった。
まあ、一度は見ておきたい一本かなと思いました。