PC-DOS環境できた

XDFでフォーマットされたディスクを読み取るために実機を使ってPC-DOS7を入れ、XDF.COMを実行してdir a:を実行してみたら難なくディスクの中身を参照できました。XDFCOPYコマンドを使うといろいろ操作できるみたいですが、読み出しならXDF.COMを常駐させれば一般コマンドでも読めるらしい。
DISK2からDISK9をHDDへ中身を丸ごとコピーしました。1枚1.67MBくらいの容量になっており、1.44MBのディスクへ押し込んでるという感じみたい。いろいろ調べるとXDFディスクの構造とか資料がありましたけど、FATとは違うフォーマットなので自力で読ませるのは難しいとよくわかりました。

コピーした内容をFD2枚に分けて入るようにコピーし、Windowsマシンへ持っていき、WindowsマシンでVmware PlayerでWindows2000環境を立ち上げてWinImageを使ってDISK2から9の内容を仮想フロッピーイメージ(*.flp)の2.88MBイメージを作って中身へ書き出してイメージを作成しました。
HDDイメージは以前MS-DOSをセットアップしたときに作った2GB程度のものを流用です。
DISK1はWindows環境でK.Takata氏のRead/Write FDを使ってイメージ化したので問題なく起動できるのでそれを使い起動し、セットアップを開始…まではよかったのですが、どうもFD2へ差し替えても差し替えの認識にならず先へ進めませんでした。
試しにHDD内にFDイメージからファイルをすべてコピーしてsetup.exeを動かしてセットアップしてみたのですが、圧縮されたイメージを読み取れず、データ・エラーと判断されてしまってダメでした。

強引に推し進めて、config.sysとautoexec.batを作成しておきましたので、展開される中身を手動でインストールしてみることに。HDDはMS-DOS6で起動できる状態だったので、config.sys内のEMM386.EXEを無効(7.0以前のものはVmwareでは使えないらしい)にして起動する状態にし、unpack2コマンドで書庫を手動で\dosへ展開しました。フォントと辞書はルートに必要らしく、それらを移動して起動してみると何とか動いてる感じです。

pcd1

pcd2
デフォルトはdosshellが立ち上がりますが、これを使いこなしてる人はこのままでも問題なさそうです。うちはFILMTNを愛用してるのでautoexec.batを書き換えてインストールしておきました。まあ、昔から持ってるDOS用のツールを一式入れて設定しなおすだけですけどね。(イメージ化したRWFD,EXEを既に使っていたことをすっかり忘れてまして、昔から使ってたのかと気づいて作者に感謝!!)

取りあえず起動させるところまでは問題なしです。