SX260をメディアプレイヤーに

素直にWindowsを使えばいいのですけど、LinuxでもXBMCが使えるって知ったので入れてみることにしました。体験するならGentooのLiveCDでも可能です。ディストリは使い慣れてるGentooで。
0.最終目標
LAN接続でファイルサーバにある動画ファイルおよびDVDドライブからの動画を再生する。ゲームコントローラで制御ができるならそれで行う。まあ、XBoxでやってたことができればいい。
1.Gentooをセットアップ
ハンドブックに従ってインストールします。SX260は854チップセットでビデオ、サウンド、LANなどがデフォルトで使えるので特別に設定すべきパラメータは無いです。今回はUSBゲームコントローラを使おうと思ったので、ジョイスティック関係を組み込みました。
2.Xのインストール
素の状態ではXBMCは動かず、Xが必須となるのでインストール関係のドキュメントにあるXの設定を参考にしてインストールする。USEフラグはここで必要なものを設定。メディア再生で必要そうなものを設定しました。
xorg.confは自動生成されたものをテストして何も表示されなくて苦労しましたけど、何も問題なかったみたいでした。つか、xorg.confを作らなくてもstartxで問題なく使えたりします。最近のXは賢くなったねぇ。
3.ALSAのインストール
デフォルトでサウンド関係は有効になってるのでemergeしてalsaconfで設定するだけ。
4.XBMCのインストール
マスクされたパッケージなので、/etc/portage/package.keywordsにmedia-tv/xbmc ~x86を追加。
5.自動ログインさせてXBMCを起動させる
以下のファイルを変更または追加。
・/etc/conf.d/local.start
/bin/su ユーザー -l -c ‘/bin/bash –login -c startx >& ~/.xsession-errors’ &
・ユーザーの.xinitrc
exec xbmc-standalone
6.XBMCの設定
・フォント
デフォルトだと日本語表示は豆腐(って言わないかい?四角が出るだけです。)になるので手ごろな日本語フォントを/usr/share/fonts/配下からコピーします。東風は駄目だったので、IPAをコピーしました。モナーフォントでもいいらしい。
コピー先は/usr/share/xbmc/media/Fontsで、Arial.ttfへ上書きコピーします。まあ、オリジナルをリネームしてコピーがいいでしょう。
XBMCを起動してSystem→Appearance→SkinのFontsをArial basedへ、InternationalのLanguageをJapanses、Character SetをJapanese(もしかするとDefaultでOKかも)に設定すれば日本語になると思います。要はArial自体は日本語を持ってないのでArialに見立てて日本語フォントを入れればXBMC自体はマルチリンガルなので行けるという。
・パッドの設定
カーネルにジョイスティック関係を設定すると/dev/input/js0が利用できると思います。jstestなどで動作確認してください。/dev/js0は無いのでうちは一応シンボリックリンクを張っておきました。
XBMC上ではパッドが認識しないので、/usr/share/xbmc/system/keymapsにxmlファイルを作って置かないと駄目っぽい。gamepad.xmlをいじればいけるか?とか思いましたけど、うまく設定できてないのでこれは後日にでも。
P4-2.4GHz、オンボードVGAだとやはり厳しいですね。モニターが液晶TVを使ってるので、1360×768がフル画面となり、引き伸ばした映像が激しくスクロールするとかくつきます。オリジナルサイズだとまあまあでしたけど、小さい画面だと厳しいです。
もしかすると、Windowsにした方が軽いかな?ちょっと気になるところ。HDD内容をバックアップして入れてみようかとか思ってたり。
そういえば、今回ルートはReiserFSを使いました。以前使っていたホームサーバであるNEC PK-AX20がReiserFSを使っていたのでext3よりアクセスが早いのか?と思いまして。HDDに入れての再生は考えてないのでファイルシステムは何でもいいかも。
☆課題
1.ゲームコントローラでの操作
2.XBMCのシャットダウンからのシステムシャットダウン(LiveCDだとできてるので)
3.要らない設定のカットともう少し最適化。-O3でも駄目だろうけど。