ドラえもん

セゾンのデイリーリサーチで質問があった。「藤子・F・不二雄ミュージアムがオープンしましたが、皆さんが一番好きな藤子・F・不二雄作品は何ですか?」と。
回答のトップはドラえもんだった。まあ、上っ面だけ見ていていいところしか見てない人はそう答えるだろうって思ったよ。
ドラえもんのアニメ、映画はきれいな部分が華やかに表現されていて見栄えのいいものだと思う。それでもジャイアンのいじめは必ず描かれてるし、しずかへの覗きも然り。これらって毎回描く必要性がわからんよ。そういう面からしても好きだって人はどうだろうなって思ってしまう。コミックを読んだことがある人なら更なるダーク面も多く描かれてると気づくはず。それでも好きですか?って言いたくなる。
個人的にはキテレツ大百科が好きだった。初期の4巻で終わる奴の方だと思うけど、こちらは徹底してダークな描写がなかったと思う。既に記憶が美化されてるだけかもしれませんけど、ジャイアン的ないじめは描かれてないと断言できる。からかわれて恥ずかしさのあまり…的な喧嘩っぽいのはありえるだろうけど。
そういえば、エスパー魔美も一覧されていたけど投票は少なかった。当時、本屋で単行本を立ち読みしたとき、簡単に素っ裸になる魔美に興奮したものです。描写的には父親の芸術の為って設定だったけどコミックで裸が描かれるという点は驚きだった。それが主体じゃないからいいのだろうけど。
現代はインターネットで簡単にポルノが見られる時代なので、この程度の描写はよくあることだろうから言いたいことは理解できないと思います。
話を戻して、リサーチでの質問は漫画に限ってないのが気になった。アニメや映画になると作者の意向を無視して作られてるケースがあるので、厳密には漫画=アニメじゃないと思います。最近のアニメでも言ってたけど、「小説は一人で書くもの、アニメは大勢で作るもの」ってな事を。多くの人が関わると本来意味する表現とかも違うものになるだろうし、作品的には違うものになると思う。そういった点でのアンケートはとらないんだろうね。
まあ、どうでもいいけどさ。